2024/12/03

ライト点検のすすめ

今年も猛暑・酷暑日が長く、やっと過ぎ去ったかと思ったら季節外れの寒暖の差で
体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。
ひと昔前は春夏秋冬がはっきりと実感できたものですが、昨今の異常気象の影響で
過ごしやすい秋の季節は何処へやら、気が付けばあっという間に寒い冬が到来してしまいました。
今年の冬至は12月21日(土)のようですが、冬至といえば日照時間がもっとも短い日ですね。
日照時間が短いということはドライバーにとってヘッドライトなどの灯火類を点灯する時間帯が増えるということになります。
今回はドライバーの皆様が日頃から目視点検可能な灯火類について少し触れさせて頂きます。

■ヘッドライト(前照灯) 
車の前面左右に配置され、点灯することで前方の視界を確保します。
ロービーム(すれ違い用前照灯)とハイビーム(走行用前照灯)の2段階の設定があり、使い分けることで一層視界を良好にします。夜間の点灯を義務付けられています。
2020年4月以降に生産された車には、自動で点灯・消灯するオートライト機能の搭載が義務付けられました。
■スモールライト(車幅灯)
車の前方側端部に備わり、周囲に自車の存在を知らせる役割があり、ポジショニングライトとも呼ばれます。夜間の点灯を義務付けられています。
■テールライト(尾灯) 
自車の存在を周囲や後続車に知らせる役割があり、ヘッドライト・スモールライトと連動して点灯します。夜間の点灯を義務付けられています。
■ブレーキランプ(制動灯)
ブレーキをかけた際に点灯し、後方に減速していることを知らせる役割があります。
昼夜問わず点灯します。
■ウィンカーランプ(方向指示器)
右左折、車線変更、転回、徐行、停車する際、周囲に対し自車の移動方向などを知らせる役割があります。昼夜問わず点灯します。点滅速度などに基準があり、点滅スピードなどが異常に速いなどの現象が見られたら対処する必要があります。
■フォグランプ(前部霧灯)
ヘッドライトを補助するための追加灯です。霧や雪など悪天候で視界が悪い時に使用すると便利です。標準装備していない車もあります。

灯火類は運転に際しご自身の安全はもとより、歩行者や他のドライバー、周囲へ自車の存在を知らせる大切な役割をもっています。
身近に出来る点検から安全なカーライフを送りたいですね。

今回ご紹介した灯火類は一部となります。他にも各種有りますが、それぞれ道路運送車両の保安基準が定められています。
故障の際は自動車販売店または整備工場での修理を推奨致します。
また、点灯忘れや故障による無灯火は反則金が課せられますのでご注意ください。

<参考>
国交省HP:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html
道路交通法:https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105
警視庁HP:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/torishimari/tetsuzuki/hansoku.html