2024/12/27

自動車の高齢化 ~「平均車齢」とは?~

日頃より、当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
季節は冬となり、寒さが身に染みる季節となりましたが、皆さまはいかがお過ごし
でしょうか。年末年始の休暇に向けドライブの計画や、マイカーでの旅行を検討さ
れている方もいらっしゃると思いますので、お出かけ前の点検はしっかりと行いま
しょう。
 突然ですが、皆様は「車齢」という言葉はご存じでしょうか?人間と同様、自動
車にも年齢(=車齢)が存在します。そして車齢の平均を「平均車齢」と呼びます。
近年我が国では平均車齢の高齢化が進んでいます。そこで今月は平均車齢の高齢化
に関して記載したいと思います。

【平均車齢とは】
平均車齢(軽自動車を除く)とは、ナンバープレートを装着している自動車が初年度
登録してから経過した年の平均となります。
新車販売台数が減少し、自動車が長く使用されると高齢化が進みます。逆に新車販
売台数が増加し、新車の買替えサイクルが早くなったり、高齢自動車の廃車(スク
ラップ)や海外輸出が増加すると若返ります。

【車の高齢化と背景】
令和6年3月末での乗用車(軽自動車を除く)の平均車齢は9.34年となり、なんと32
年連続で高齢化するとともに30年連続で過去最高齢となりました。
※10年前の平成26年に比べて1.21年高齢化が進んでいます。
平均車齢の高齢化は、近年の日本経済の低迷や物価上昇等の影響があると考えられ
ていますが、大前提として自動車自体の耐久性の向上やデザイン性の向上が挙げら
れます。
例えば10年前の自動車と現行の自動車を比べても、外観のデザインや居住性に大差
はなく、あまり古さを感じません。
又、自動車メーカーも環境性能の向上や先進機構の開発に向け膨大なコストと期間
を要する為に頻繁なフルモデルチェンジは行いません。その様な背景もあって長く
自動車を使用するユーザーが増加し、平均車齢の高齢化に繋がっていると考えられ
ます。

【大切なこと】
 自動車を長く使用する上で大切な事は、「日頃のメンテナンス」「故障発生時
の備え」
です。
国土交通省によれば、不具合の発生や整備不良に起因するトラブルは長期使用車
ほど高い傾向となり、その様な車両ほど定期的なメンテナンスが重要となります。
しかし、実際は経過年数が伸びるにつれて点検整備の実施率は減少していく傾向
があります。
日常のメンテナンスや定期的な点検整備をしっかりと行う事が重要です。
又、上記にも記載しましたが、経過年数が伸びるにつれて当然ながら車両故障等
の不具合の発生率も上昇します。
長く安心して乗るためにも第三者保証への加入をお勧めします。

【今後のあんしんのために】
第三者保証とは、販売店と提携している保証会社(第三者)が提供する保証となり
ます。
一般的に有償の場合が多いですが、保証料金や内容が明確であり、不具合発生時は
購入された販売店だけでなく保証会社に対応を任せる事ができますので安心です。
また、全国各地の提携工場による無料修理対応が可能であり、遠方の販売店からの
お車購入時や、旅行時の突発的な故障の際にも安心のサービスとなります。
日本ワランティ協会では、第三者保証会社と第三者保証の提供にご賛同いただいて
いる賛助会員の販売店と一緒に、消費者の皆さまの利益保護を第一に考え、皆さま
が安心してカーライフを送ることができる「第三者保証」をご提供しています。
中古車をご購入される際には、日本ワランティ協会賛助会員の販売店でのご購入、
及び第三者保証へのご加入を是非ご検討ください。

ワランティ協会賛助会員一覧