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2024/08/01

夏のエアコンチェックのすすめ

 毎年、暑い夏に見舞われていますが、気象庁の発表によると今年の夏も気温は全国的に平年より高く、厳しい夏の暑さが予想されるため熱中症に要警戒とのことです。
いざという時あわてないように、今回はエアコンチェックをお勧めいたします。
主なエアコンの不具合原因として
① 故障が原因 (故障が疑われる際は、エアコン修理が得意な修理工場に診てもらいましょう。)
② メンテナンス不足が原因
となります。

 エアコンのメンテナンス?と疑問に思われるかもしれませんが、最近の車は昔と違い、家庭用エアコンのように空気中のほこりなどを取り除くフィルターが備わっています。交換を怠るとエアコンの効きや風量にも影響を及ぼしますので、定期的なチェックやフィルターの交換が必要になります。

 エアコンフィルターに問題が無く、それでもエアコンの効きが悪い場合にはエアコンガスの点検が必要です。
 エアコンガスには規定量があり、環境によっては年間1割ぐらいの割合でエアコンガスが減っていってしまうといわれています。エアコンガスが減っているとエアコンの能力が最大限発揮されないばかりか、故障にも繋がりかねません。
 昔は、エアコンのガス圧だけを測定してエアコンガスを補充するのが一般的でした。(測っているのはガスの圧力であってガスの量そのものではありません。)
 エアコンガスの入れすぎでもエアコンは効かなくなります。
 今は、エアコンガスの量を測定しながらガス充填をおこなえる、エアコンガスクリーニングという方法が一般的になっています。規定量のエアコンガスの充填に加え、新しいエアコンオイルを適正量交換できる機械を使用します。

内容としては
① 車からエアコンガスを回収し、・水分・汚れ・古いエアコンオイルを除去。
→不純物が除去されるので、故障の予防にもつながります。
③ クリーニングされたエアコンガスを、不足分も補充しながら車に戻します。
(同時に新しいエアコンオイルに交換されます。)
→不純物が除去された規定量のガスと新しいエアコンオイルでエアコンの性能が最大限発揮されます。

 また、作業中に配管などのガス漏れを検知した場合、機械が自動停止をするのでエアコンの故障にも気づき易いメリットがあります。
 現在、フロン排出抑制法により新型車種は順次、使用されるエアコンガスの切り替えが進んでいます。
(R-134aガス⇒HFO1234yfガス)
 HFO1234yfガスは非常に高価で、R-134aガスの15倍もすることがあるようです。
 R-134aガス 1缶/ 1,000円~2,000円
 HFO1234yfガス 1缶/ 13,000円~15,000円
 ※あくまで参考であり、価格を明言するものではありません。

 厳しい夏を乗り切り、高額な修理を未然に防ぐためにも、エアコンメンテナンスに気を配ってみてはいかがでしょうか。