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2024/07/01

故障予防に向けた点検のすすめ⑤

定期点検整備の重要性と点検整備済ステッカー

梅雨明けの知らせが待ち遠しい今日この頃。皆様はどの様にお過ごしでしょうか。
ドライブの機会が増加すると共に、修理件数も増加する季節です。
今月は「定期点検整備」の重要性と「点検整備済ステッカー」に関してお知らせします。

【定期点検整備】
「定期点検整備」は、法律で実施を義務付けられている法定点検です。使用者自身が日々行う「日常点検」とは異なり、一般的な自家用乗用車の場合は「1年定期点検」と車検時に行う「2年定期点検」があります。
しかし、法定点検や車検の意味や内容、目的を混同している方も多いと思います。
定期点検(法定点検)は故障やトラブルを未然に防ぎ安全に走行できるかを点検するものであり、車検は保安基準を満たしているかの検査となります。

●1年定期点検●
車検と車検の間に車の構造、装置が正常に機能しているかを国が定める基準に沿って
点検を行い、必要に応じて部品の交換・修理・調整を行います。
●2年定期点検+車検(継続検査)●
1年点検の点検項目に加え、国の定める基準に沿ってさらに多くの点検項目の実施を行いその上で検査(継続検査)を受けます。
●日常点検●
常日頃から行うべきとされている点検です。例えば、ブレーキ液や冷却水などの量、ランプ類の点灯・点滅などを目視で確認をします。

定期点検はユーザー自身で行う事も可能ですが、日常点検とは違い「走る・曲がる・止まる」に関わる大掛かりな点検が必要であり、専門的な知識や技術等が必要となりますのでプロに依頼する方が安心です。
突然の故障やトラブルを未然に防ぎ、今後の安心、安全の為にも確実に実施しましょう。

【点検整備済ステッカー】
皆さんは車両フロントガラスの左上に貼ってある丸いステッカーを見た事はありますか?

このステッカーは「点検整備済ステッカー」と呼ばれ、認証工場のプロの整備士が確実に点検整備した証となります。車検(継続検査)後に貼る検査標章(車検シール・ステッカー)とは別のものです。このステッカーには、表面中央(外側)に次回の実施年、実施月、そして裏面(室内側)には定期点検整備を実施した日付、工場そして次回の実施年、月、日が記載されています。

突然の故障やトラブルのない快適なカーライフを楽しむためには、日ごろより愛車のメンテナンスや日常点検を行うことはもちろん、定期点検をきちんと受ける事が重要です。この機会に愛車の点検整備済みステッカーを確認してみてはいかがでしょうか。